お茶コラム:九州の希少緑茶

日本茶鑑定士・日本茶インストラクターによるお茶コラム。
今回は「九州の希少緑茶」。

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九州の希少緑茶

掲載日:2009年11月13日

緑茶には正式に登録(農林登録)されている品種が54種あります。

でも、現在日本で飲まれている緑茶の75%は "やぶきた" と言う1つの品種だということをご存知でしょうか。

その他の品種は中々皆さんの前に出てきません。でも、その品種の中に皆さんが味わったことのない美味しい緑茶が眠っているのです。特に九州には珍しいお茶が勢ぞろいです。

九州全土を合わせるとほぼ静岡と同じ生産量を生み出す緑茶王国です。県別で言うと鹿児島は静岡に次ぐ緑茶の大産地ですが、やぶきたの割合は45%しかなく、希少品種がわんさかの緑茶面白地域です。

また、品種だけではなく中国の茶製造の流れをくむ "釜炒り茶" などは現在、九州の山間部でしか製造されておらず、独特の釜香がする珍しいお茶です。

福岡では、八女の山間部でほんとうに少量だけ摘まれる "白茶" というお茶があります。当店では、ぜひ皆様に九州の美味しいお茶、色々なお茶を味わっていただきたいのです。

今後も産地まで何度も足を運び、皆様に喜んでいただける緑茶のご紹介をさせていただける事を楽しみにいたしております。ご期待ください。

山科茶舗によるお茶コラム