お茶コラム:浅蒸しと深蒸し

日本茶鑑定士・日本茶インストラクターによるお茶コラム。
今回は「浅蒸しと深蒸し」。

お問い合わせはフリーダイヤル0120-177-515まで。

お電話・FAXでもご注文頂けます。
お気軽にお問い合わせ下さいませ。

浅蒸しと深蒸し

掲載日:2014年09月15日

緑茶を購入される時、茶葉の形、
浅蒸しか深蒸しかをチェックされていますか?

浅蒸しとはきれいな茶葉の形が残っているお茶。
一方、深蒸しとはかなり茶葉が細かくなっているお茶。

浅蒸し
普通煎茶.jpg
深蒸し
深蒸し茶2.jpg

浅蒸しとは茶摘みの後、蒸し時間を30秒くらい、
そして深蒸しとはその2倍~3倍程蒸したもの。
深蒸し茶は長く蒸すことで、茶葉が細かくなります。

この違いで差が出るところは
水色、香り、甘味、コクなど。

浅蒸し
普通煎茶水色.jpg

深蒸し
深蒸し煎茶(水色).jpg

最近では『深蒸し茶』が主流のようです。

深蒸し茶のいいところは

1.お茶を淹れるのに時間がかからない。
2.誰でも、比較的美味しく淹れられる。
3.水色(お茶の色)が綺麗な緑色。
4.苦渋みを感じにくい。

一方、浅蒸し茶のいいところは

1.お茶の香りを楽しめる。
2.茶葉の形状が綺麗。
3.湯呑みに粉が出にくい

どちらが美味しいということではなく、
それぞれのお茶の良さを楽しみたいところです。

今飲まれているお茶はどちらでしょう?
チェックされてみてください。


これから、季節は『秋』。
栗、さんま...
食べ物が本当に美味しい季節。
又、日本茶も美味しくいただけるとき。

美味しいお茶菓子でも買ってきて
ゆっくりと日本茶を楽しみたいものです。

≪記 山科 宏≫

山科茶舗によるお茶コラム