お茶のマナー
掲載日:2009年11月13日お茶の入れ方、飲み方ひとつで、その人の心づかいが伝わるものです。お茶をいただくときのマナーについて紹介します。
1、お客様の目の前でお茶をを淹れるのは失礼?
マナーといっても難しいことではありません。お茶をお出しする相手への気配りです。まず、お茶はよほど親しい仲でない限り、別室で入れて、お出しするのが礼法ではマナーといわれていますが、中国では、お客様の前でお茶を淹れることも、おもてなしのひとつであると考えられています。また、お茶を飲みながら、お茶の味や香り、茶器などについて語り合うことを大切にしています。日本茶にも、きれいな茶器や、茶の葉の色や形など、人の目と心を楽しませてくれる要素がたくさんあります。目の前でお茶を淹れてくれた人と、お茶を通じて会話が弾む。マナーを守るのはもちろん大事ですが、たまには、そんなひと時も良いのでは?
2、冷めないうちにいただくのがマナー。女性は口紅にも気をつけて。
お茶を出す側だけでなく、いただく側にもマナーはあります。それは、お茶が冷めないうちにいただくこと。温かいお茶を淹れてくださった方への心配りからです。特に女性は、口紅にも気をつけてください。茶碗の縁に口紅がべったりついているのを、そのまま放っておくのはマナーに反します。ティッシュペーパーなどをあらかじめ用意しておき、さりげなく拭き取っておく気づかいを忘れないようにしましょう。
3、お茶の出し方(茶托を敷いて出すとき)
① 茶碗の正面を自分のほうに向ける。
② ゆっくりまわしながら、茶碗正面の絵がお客様の前に来るように置く。
③ 茶托は出すほうの手にもち、もう片方の手は添えるだけ。
出し終えたら、『熱いうちにどうぞ』と一言添えることも忘れずに。